「Note Expression Input Device」ページ

「Note Expression Input Device」ページには、接続された入力デバイスの設定が表示されます。

  • ノートエクスプレッション入力デバイスのページを開くには、「スタジオ (Studio)」 > 「スタジオ設定 (Studio Setup)」を選択し、「デバイス (Devices)」リストから該当するデバイスを選択します。使用するデバイスが表示されていない場合は、「追加 (Add)」をクリックし、「Note Expression Input Device」を選択します。

補足

Nuendo に対応する一部のノートエクスプレッション入力デバイスは自動的に認識されます。「スタジオ設定 (Studio Setup)」ダイアログに専用のページが表示され、プリセットの設定が入力されています。使用するデバイスが出荷時の初期設定に設定されている場合、このダイアログで変更を行なう必要はありません。場合によっては、デバイスを適切なモードに設定する必要があります。このモードは多くの場合、MPE モードと呼ばれます。

Nuendo では、3 つの値のコントロールをそれぞれ同時に入力することができます。「Note Expression Input Device」ページには、「Pressure」セクション、「Horizontal/X」セクション、「Vertical/Y」セクションがあり、これらの 3 つの値のコントロールに使用する MIDI メッセージを表示したり、必要に応じて編集したりできます。

以下のオプションを使用できます。

MIDI 入力 (MIDI Input)

入力デバイスを接続する MIDI 入力ポートを選択できます。

「Pressure」セクションには以下のオプションがあります。

MIDI メッセージ (MIDI Message)

ノートエクスプレッション入力デバイスの「Pressure」入力に MIDI メッセージを割り当てることができます。デフォルトの割り当ては「アフタータッチ (Aftertouch)」です。

VST ノートエクスプレッションの割り当て (VST Note Expression Assignment)

VST ノートエクスプレッションへの MPE 入力の割り当てが表示されます。

「Horizontal/X」セクションには以下のオプションがあります。

MIDI メッセージ (MIDI Message)

ノートエクスプレッション入力デバイスの「Horizontal/X」入力に MIDI メッセージを割り当てることができます。デフォルトの割り当ては「ピッチベンド (Pitchbend)」です。

送信の初期値 (Send Initial Value)

入力の開始位置を Nuendo に送信できます。

  • オフ (Off)

    絶対位置を送信します。「Absolute: On」(Sensel Morph)、「Relative: Off」(LinnStrument) の初期値に対応します。

  • 中央 (64) (Center (64))

    中心値を最初に送信します。入力によって値が増加または減少します。「Absolute: Off」(Sensel Morph)、「Relative: On」(LinnStrument) の初期値に対応します。

チューニングに使用 (Use for Tuning)

音を途切れさせることなくピッチ間をなめらかに変化させる操作に対応したノートエクスプレッション入力デバイスの場合は、このオプションをオンにします。

補足

「チューニングに使用 (Use for Tuning)」をオンにすると、「VST ノートエクスプレッションの割り当て (VST Note Expression Assignment)」が自動的に「チューニング (Tuning)」に設定されます。

ピッチ間をなめらかに変化させる操作に対応していないデバイスの場合はこのオプションをオフにします。そうすることで、各キー入力に対して新しいノートが作成されます。

ピッチ範囲 (Pitch Range)

入力デバイスのピッチ範囲を指定できます。ピッチからピッチへとなめらかに変化させ、キーを放し、同じ位置およびピッチのキーを再び押します。これにより、ピッチ範囲が正しく設定されます。

特定のノートを何回押しても同じピッチが再生されます。

VST ノートエクスプレッションの割り当て (VST Note Expression Assignment)

VST ノートエクスプレッションへの MPE 入力の割り当てが表示されます。

「Vertical/Y」セクションには以下のオプションがあります。

MIDI メッセージ (MIDI Message)

ノートエクスプレッション入力デバイスの「Vertical/Y」入力に MIDI メッセージを割り当てることができます。デフォルトの割り当ては「CC 74 (Brightness) (CC 74 (ブライトネス))」です。

送信の初期値 (Send Initial Value)

入力の開始位置を Nuendo に送信できます。

  • オフ (Off)

    絶対位置を送信します。「Absolute」(Seaboard Block)、「Absolute: On」(Sensel Morph)、「Relative: Off」(LinnStrument) の初期値に対応します。

  • 最小 (0) (Min (0))

    最小値を最初に送信します。入力によって値が増加します。「Relative Unipolar」(Seaboard Block) の初期値に対応します。

  • 中央 (64) (Center (64))

    中心値を最初に送信します。入力によって値が増加または減少します。「Relative Bipolar」(Seaboard Block)、「Absolute: Off」(Sensel Morph)、「Relative: On」(LinnStrument) の初期値に対応します。

  • 最大 (127) (Max (127))

    最大値を最初に送信します。入力によって値が減少します。

VST ノートエクスプレッションの割り当て (VST Note Expression Assignment)

VST ノートエクスプレッションへの MPE 入力の割り当てが表示されます。

「MIDI チャンネル (MIDI Channels)」セクションには以下のオプションがあります。

マルチチャンネル入力モード (Multi-Channel Input Mode)

マルチチャンネル入力モードを選択できます。次のオプションを使用できます。

  • MPE モード (MPE Mode)

    MPE モードを有効にして、チャンネル 1 をベースチャンネルに設定します。

  • チャンネルローテーション (Channel Rotation)

    チャンネルローテーションを有効にして、入力される MIDI ノートとそれらのコントローラーメッセージに個別の MIDI チャンネルを割り当てます。これにより、16 ボイスのポリフォニーを演奏できます。この機能を使用するには、使用する入力コントローラーがチャンネルローテーションに対応している必要があります。

使用中のチャンネル (Used Channels)

ノートに使用するチャンネル数を設定できます。

最初のチャンネル (First Channel)

「チャンネルローテーション (Channel Rotation)」モードでのみ使用できます。チャンネルローテーションの最初のチャンネルを設定します。

MIDI 状況ディスプレイ

受信した MIDI メッセージをモニタリングできます。