「オーディオシステム (Audio System)」ページ
「オーディオシステム (Audio System)」ページで、使用するオーディオデバイスの ASIO ドライバーを選択できます。
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「オーディオシステム (Audio System)」ページを開くには、 を選択し、「デバイス (Devices)」リストから「オーディオシステム (Audio System)」を選択します。
以下のオプションを使用できます。
- ASIO ドライバー (ASIO Driver)
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ドライバーを選択します。
- バックグラウンド時は ASIO ドライバーを解放する (Release Driver when Application is in Background)
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Nuendo が起動している場合でも、ドライバーを解放し、他のアプリケーションからオーディオデバイス経由で音楽を再生できます。
- 入力のレイテンシー (Input Latency)
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オーディオデバイスの入力のレイテンシーを表示します。
- 出力のレイテンシー (Output Latency)
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オーディオデバイスの出力のレイテンシーを表示します。
- ASIO-Guard レイテンシー (ASIO-Guard Latency)
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ASIO-Guard レイテンシーを表示します。
- HW サンプリングレート (HW Sample Rate)
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使用するオーディオデバイスのサンプリングレートを表示します。
- HW プルアップ/ダウン (HW Pull Up/Down)
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オーディオデバイスのプルアップ/ダウン状態を表示します。
「詳細設定 (Advanced Options)」セクションには、以下の項目があります。
- リセット (Reset)
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このセクションのオプションをデフォルト値にリセットします。
- プロセシング精度 (Processing Precision)
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オーディオのプロセシング精度を 32 bit float または 64 bit float に設定できます。この設定に応じて、すべてのチャンネルが処理され、32 bit float または 64 bit float 形式でミックスされます。
補足64 bit float のプロセシング精度は、CPU への負荷およびメモリー消費を増大させる場合があります。
64 bit float 処理をサポートしているすべてのプラグインを確認するには、「スタジオ (Studio)」メニューから「VST プラグインマネージャー (VST Plug-in Manager)」を開いて、「表示オプション (Display Options)」ポップアップメニューで「64 Bit Float 処理に対応したプラグインを表示 (Show Plug-ins That Support 64-Bit Float Processing)」をオンにします。
補足VST 2 のプラグインとインストゥルメントは、常に 32 ビットの精度で処理されています。
- マルチプロセッシングを有効化 (Activate Multi Processing)
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使用可能なすべての CPU に処理負荷を均等に配分します。これにより、Nuendo は複数のプロセッサーのパワーを最大限に活用できます。
- ASIO-Guard を有効化 (Activate ASIO-Guard)
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ASIO-Guard を有効にします。「マルチプロセシングを有効化 (Activate Multi Processing)」がオンの場合にのみ使用できます。
- ASIO-Guard レベル (ASIO-Guard Level)
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ASIO-Guard レベルを設定します。レベルが高いほど処理が安定し、オーディオ処理のパフォーマンスが向上します。ただし、レベルを高くすると ASIO-Guard レイテンシーとメモリー消費も増加します。
- Steinberg Audio Power Scheme を有効化 (Activate Steinberg Audio Power Scheme)
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リアルタイム処理に影響を与えるすべての省電力モードをオフにします。
補足これは、レイテンシーが非常に低い場合にのみ効果があり、コンピューターの消費電力が上がります。
- ディスクのプリロード (Disk Preload)
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再生を開始する前に RAM にプリロードする秒数を指定できます。これにより、スムーズに再生することができます。
- 録音時のレイテンシーを調整 (Adjust for Record Latency)
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このオプションをオンにすると、録音時にプラグインのレイテンシーが反映されます。
- 録音開始ポジションオフセット (Record Shift)
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録音開始位置を移動できます。
- ボリュームオートメーションの精度 (Volume Automation Precision)
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新しいボリュームオートメーションイベントを処理するまでのサンプル数を設定できます。処理済みのイベント間のオートメーションカーブは補完されます。これにより、オートメーションイベント間の移行がなめらかになり、ノイズの原因となる急激なジャンプが生じるのを防ぎます。
このページの下部には、以下のオプションがあります。
- リセット (Reset)
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アクティブな ASIO デバイスにリセット信号を送信し、オーディオ処理を再開します。これにより、オーディオ再生の問題を解決できることがあります。
補足この操作を行なうと、再生が短時間中断されます。
- 適用 (Apply)
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このページの設定を適用します。