アプリケーション間のコピー操作
アプリケーション間のワークフローを最適化するために、コピーアンドペーストやドラッグアンドドロップの簡単な操作で WaveLab から他のオーディオアプリケーションにオーディオ範囲を簡単に挿入できます。
WaveLab のソースエディター
この機能は、オーディオエディターとオーディオモンタージュウィンドウ両方のオーディオ選択範囲に使用できます。
以下の条件が適用されます。
- オーディオエディター
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ステレオチャンネルまたはマルチチャンネルファイルの一部であっても、1 つのモノラルチャンネルを選択するとこのチャンネルのみがコピーされます。
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ステレオファイルまたはサラウンドファイルのステレオチャンネルクラスターを選択すると、1 対のチャンネルがコピーされます。
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サラウンドファイルで 3 つ以上のチャンネルを選択すると、そのファイルのすべてのチャンネルがコピーされます (たとえば、5.1 ファイルの場合は 6 チャンネル)。
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- オーディオモンタージュ
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選択範囲には複数のトラックやレーンを含めることができます。
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選択したオーディオ範囲がモノラルチャンネルのみで構成されている場合、たとえば、モノラルトラックのすべてのレーンに対してモノラルミックスダウンが作成されます。
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その他のオーディオ選択範囲については、ステレオミックスダウンがクリップボードにコピーされます。
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ターゲットアプリケーション
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ターゲットアプリケーションには、WaveLab 自体を含むあらゆるオーディオアプリケーションを使用できます。
補足WaveLab をターゲットアプリケーションとして選択すると、標準的なコピー操作に比べて、より多くのストレージとメモリーリソースが消費されます。
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また、ターゲットとしてエクスプローラー (Windows) または Finder (Mac) を選択することもできます。
バックグラウンド情報
従来のコピーアンドペースト操作やドラッグアンドドロップ操作と異なるのは、このプロセスが 2 つの段階に分かれていることです。
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まず、専用のコマンドを使用して、選択したオーディオ範囲のコピーを生成する必要があります。
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次に、そのコピーをドラッグするか、クリップボードから貼り付けることでターゲットアプリケーションに転送する必要があります。
この機能を使用するために、ソースファイルを WaveLab Elements に保存する必要はありません。
選択したオーディオサンプルをターゲットに転送するために、WaveLab はキャッシュフォルダーに一時オーディオファイルを作成します。キャッシュフォルダーの場所や生成するオーディオのサンプル分解能を指定するには、 を選択し、「オーディオ (Audio)」タブで対応する設定を行ないます。
一時ファイルのパスは、テキストとしてもファイルとしてもオペレーティングシステムのクリップボードにコピーされ、貼り付けまたはドラッグで別の場所に転送できます。つまり、ターゲットアプリケーションのファイルブラウザーを使用してオーディオ素材にアクセスすることもできます。
ターゲットアプリケーション (Cubase など) が許す場合は、一時ファイルの参照ではなく、一時ファイルのコピーをターゲットアプリケーションに読み込むことをおすすめします。