オーディオキューポイントの検出
オーディオエディターとオーディオモンタージュウィンドウはどちらも、オーディオをドラッグで選択すると、オーディオキューポイントと呼ばれるオーディオ範囲の適切な開始位置と終了位置が自動的に特定されます。
オーディオキューポイントとは、オーディオ信号の開始位置と終了位置を示すマーカーです。開始位置 (1) は「トランジェント」、終了位置 (2) は「リリース」とも呼ばれます。
補足
オーディオエディターでは、オーディオキューポイントは波形ビューにのみ表示されます。
オーディオキューポイントの検出では、通常、リリースポイントよりもトランジェントポイントの方が多く特定されて表示されます。なぜなら、サウンドの特性として、トランジェントの検出の方がリリースの検出よりも信頼性が高いためです。たとえば、あるサウンドにおいて、最初に音量が大きくなるスピードより消えていくスピードの方がゆっくりである場合、終了位置の特定はかなり主観的な判断になります。さらに、終了位置が次のトランジェントと重なることもしばしばあります。