設定アシスタントを使用した Dolby Atmos プロジェクトの設定

「Dolby Atmos 用設定アシスタント (Setup Assistant for Dolby Atmos)」ダイアログを使用すると、Dolby Atmos® の仕様に完全に準拠したプロジェクトを簡単に設定できます。

前提

「Dolby Atmos 用 ADM オーサリング (ADM Authoring for Dolby Atmos)」ウィンドウで「設定アシスタント (Setup Assistant)」をクリックします。

「Dolby Atmos 用設定アシスタント (Setup Assistant for Dolby Atmos)」ダイアログが開きます。「オーディオ設定 (Audio Settings)」セクションの LED が緑色に点灯し、サンプリングレートが正しく設定されていることを示します。
「レンダラー (Renderer)」セクションで、「メインミックスチャンネル構成 (Main Mix Channel Configuration)」ポップアップメニューからレンダラーのチャンネル構成を選択し、「レンダラーが挿入された Main Mix チャンネルを追加 (Add Main Mix Channel with Renderer)」をオンにします。
「ベッド (Bed)」セクションで、「ベッドチャンネル構成 (Bed Channel Configuration)」ポップアップメニューからベッドのチャンネル構成を選択し、「ベッドを追加 (Add Bed)」と「すべてのトラックをベッドチャンネルにルーティング (Route All Tracks to Bed Channel)」をオンにします。
「OK」をクリックします。

Renderer for Dolby Atmos プラグインを Insert として使用する「Renderer」という名前のメインミックスチャンネルがプロジェクトに追加されます。
メインミックスチャンネルのソロ無効機能がオンになります。これにより、プロジェクトでチャンネルをソロにしたときにメインミックスを意図せずミュートしてしまうことを回避できます。
「Dolby Atmos 用 ADM オーサリング (ADM Authoring for Dolby Atmos)」ウィンドウで、「レンダラー (Renderer)」として Renderer for Dolby Atmos が選択されます。
「Standard Bed」という名前のグループチャンネルがプロジェクトに追加され、Dolby Atmos プロジェクトのオブジェクト構造に追加されるベッドの元トラックとして使用されます。

補足
オブジェクト構造にベッドがすでに含まれている場合は、「Standard Bed」ベッドに置き換えられます。
メインミックスチャンネルにルーティングされていたオーディオトラックはすべてこのベッドグループチャンネルにルーティングされます。

「Dolby Atmos 用 ADM オーサリング (ADM Authoring for Dolby Atmos)」ウィンドウで、Dolby Atmos プロジェクトのオブジェクト構造にオーディオオブジェクトをさらに追加できます。

補足
オブジェクトを追加する場合は、プロジェクトウィンドウで元トラックを選択し、「機能 (Functions)」ポップアップメニューから「選択したトラックからオブジェクトを作成 (Create Objects from Selected Tracks)」を選択することをおすすめします。
Dolby Atmos プロジェクトのダウンミックスとモニタリングの設定は、「設定 (Settings)」ポップアップメニューおよび Renderer for Dolby Atmos プラグインパネルで指定できます。