マルチオブジェクトの追加
Cubase では、標準のモノラルオブジェクトに加えてマルチオブジェクトを作成できます。これにより、あらかじめパンニングしたマルチチャンネル信号を、5.1 チャンネルバックグラウンドミックスなど、Dolby Atmos のサラウンドフィールドで傾けたり回転させたりできます。
前提
オブジェクトを含む Dolby Atmos コンテンツの有効なルーティングと ADM 構造を設定しておきます。
手順
- ステレオトラックまたはマルチチャンネルトラックを追加します。
- 「Dolby Atmos 用 ADM オーサリング (ADM Authoring for Dolby Atmos)」ウィンドウで、オブジェクトを追加し、作成したトラックを元トラックとして選択します。
結果
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元トラックのオーディオがオブジェクトに送信され、マルチオブジェクトとして機能するようになります。元トラックの各チャンネルには個別のオブジェクト ID が割り当てられます。
手順終了後の項目
マルチオブジェクトは ADM ファイルに書き出したり、外部レンダラーで再生したりできます。どちらの場合も、マルチオブジェクトはそれぞれのパンニングメタデータを含む対応する数のモノラルオブジェクトに分割されます。