トリムとダウンミックスエディター
「トリムとダウンミックスエディター (Trim and Downmix Editor)」ダイアログを使用すると、Dolby Atmos プロジェクトを再生する際のトリムとダウンミックスの設定を指定できます。
このエディターで行なった設定は Dolby Atmos プロジェクトのスタティックメタデータの一部であり、書き出し時には ADM ファイルに保存されます。レンダラーはこれらの設定を再生やエンコーディングに使用します。
トリムとダウンミックスのスタティックメタデータは、外部 Dolby Atmos Renderer にリアルタイムに送信されることはありません。

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このダイアログを開くには、「Dolby Atmos 用 ADM オーサリング (ADM Authoring for Dolby Atmos)」ウィンドウの「設定 (Settings)」ポップアップメニューから「トリムとダウンミックスエディター (Trim and Downmix Editor)」を選択します。
トリムとバランスの設定
このセクションでは、5.1/2.0、5.1.2、7.1 ダウンミックスのトリムとバランスを個別に設定できます。
- 自動 (Automatic)
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このオプションをオンにすると、Dolby Atmos Renderer の「トリム (Trim)」と「バランス (Balance)」のデフォルトの値が使用されます。
- Trim (Surround/Height)
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サラウンドチャンネルとハイトチャンネルのレベルを下げることができます。
- Balance (Overhead/Listener Plane)
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オーバーヘッドとリスナープレーンのバランスを設定できます。
ダウンミックスコントロールの設定
このセクションでは、Dolby Atmos の仕様に応じて 5.1 および 2.0 へのダウンミックスのレンダリングモードを指定できます。
- 2.0
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Dolby Atmos 5.1 から 2.0 へのダウンミックスのレンダリングモードを設定できます。
- 5.1
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5.1 への Dolby Atmos ダウンミックスのレンダリングモードを設定できます。
- リセット (Reset)
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トリム、バランス、ダウンミックスのすべての設定をデフォルトにリセットします。
- 適用 (Apply)
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トリム、バランス、ダウンミックスのすべての設定を適用します。
Dolby Atmos コンテンツのオブジェクトベースミキシングの詳細については、Dolby Atmos Mastering Suite のマニュアルを参照してください。