ディバージェンスコントロール

「Front Divergence」「Front/Rear Divergence」「Rear Divergence」は、音源の配置に使用する減衰カーブを、それぞれ x-axis front、y-axis (front/rear)、x-axis rear 用に指定します。3D チャンネル構成の場合は、「Height Divergence」で Z 軸上に配置する場合の減衰カーブを指定できます。

ディバージェンスコントロールをすべて 0% にした場合は、音源をスピーカーの真上に配置すると、他方のスピーカーからは聞こえなくなります。値を高くすると、他方のスピーカーはその割合で、音源を出力します。

水平と垂直のラインは、ディバージェンス設定を変更したときの効果を表わします。

  • 0% に設定すると、移動する音源が 1 箇所に集中します。この機能を利用することで、観客のすぐ目の前で何かが起こっているという感覚を生み出すことができます。

  • 100% に設定すると、移動する音源が広範囲に拡散し、場所の特定が困難になります。この機能を利用することで、観客から離れた場所で何かが起こっているという感覚を生み出すことができます。

補足
  • 「Center Distribution」「Front Divergence」は組み合わせて使用されます。フロントディバージェンスが 100% に設定された場合、「Center Distribution」の値は影響を及ぼしません。

  • 「Height Divergence」の設定はパンエリアに表示されません。