「パンノーマライザー (Pan Normalizer)」ダイアログ
このダイアログでは、ステレオファイルの両方のチャンネルのレベルまたはラウドネスを統一できます。また、可能な限り最適なステレオバランスを実現できます。
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「パンノーマライザー (Pan Normalizer)」ダイアログを開くには、オーディオエディターで「処理 (Process)」タブを選択し、「ノーマライズ (Normalizing)」セクションで「パン (Pan)」をクリックします。
このダイアログは、一括処理セットウィンドウでマルチパスプラグインとしても利用できます。
このプロセスでは、まずオーディオを解析し、次に必要なレベルの変更を実行します。この処理を適用するには、ステレオファイル内に対象となるステレオの選択範囲が必要です。
- ピークレベル (Peak Level)
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ピークレベルの一番低いチャンネルが他のチャンネルのピークレベルに合うよう増幅されます。
- ラウドネス (EBU R-128) (Loudness (EBU R-128))
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両方のチャンネルのラウドネスが検出され、両方のチャンネルが同じラウドネスになるように各チャンネルのゲインが調整されます。パンノーマライザーによってクリッピングが新たに発生することはありません。
- DC オフセットの除去 (Remove DC Offset)
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ファイル内に DC オフセットがあると、ラウドネスの計算に影響が出ます。「DC オフセットの除去 (Remove DC Offset)」を実行すると、DC オフセットがゼロに設定されます。この項目をオンにすることをおすすめします。
- チャンネル間の差異を検出 (Analyze Channel Difference)
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現在の左右チャンネルのラウドネス比が表示されます。表示の内容は「処理の基準 (Reference)」のオプションによって変わります。