「オーディオ/MIDI 形式 (Formats)」タブ (グローバル環境設定)

このタブでは、WaveLab Pro で使用するいくつかのオーディオの形式と単位を設定できます。

  • グローバル環境設定「オーディオ/MIDI 形式 (Formats)」タブを開くには、「ファイル (File)」 > 「ユーザー設定 (Preferences)」 > 「グローバル (Global)」を選択して「オーディオ/MIDI 形式 (Formats)」をクリックします。

形式

RMS 値に AES17 標準を使用 (Use AES17 Standard for RMS Values)

RMS 値の算出方法を設定します。

  • この項目をオンにすると、フルスケールのサイン波のオーディオファイルのレベルは 0 dB として表示されます。これは AES 17 規格に準拠しています。

  • この項目をオフにすると、フルスケールのサイン波のオーディオファイルのレベルは -3 dBとして表示されます。

ラウドネス検出基準 (Loudness Analysis Reference)

ラウドネス検出基準値を定義できます。放送用の EBU R-128 の推奨は -23dB です。

ラウドネス基準値は以下のように使用します。

  • 「ラウドネスメーター (Loudness Meter)」の下部のスケールにゼロポイントマーカーを表示します。

  • 「全般情報の検出 (Global Analysis)」ダイアログで基準値に関連するラウドネス値を表示します。

  • 一括処理セットウィンドウの Audio Analyzer プラグインで基準値に関連するラウドネス値を表示します。

  • 「検出 (Analyze)」タブの「ラウドネス検出 (Loudness Analysis)」ダイアログ (オーディオエディターオーディオモンタージュウィンドウで使用できます) で、オーディオ素材に関する値を比較します。

A3 の高さ (ピッチ変換などの基準値に使用) (Pitch of A3 (Used in Frequency to Note Conversions))

WaveLab Pro が基準とするピッチ (音の高さ) を周波数で指定します。周波数からノートへの変換では、このピッチが反映されます。

Windows 互換のファイル名を作成 (Create Windows-Compatible File Names) (macOS のみ)

Windows では、ファイル名に一部の文字 (| や \ など) を使用できません。この項目をオンにすると、ファイルを保存したときに、これらの文字が Windows のファイル名に使用できる文字に変換されます。

MIDI ノートの表示 (MIDI Note Display)

このセクションでは、WaveLab Pro でキーを表示する場合に、ピッチで表示するか、キーの MIDI ノートナンバーで表示するかを指定します。記譜法では、キーはそのピッチに従って表わされます。たとえば C3 は、下から 3 番めの C を表わします。

各キーは、0 から 127 までの MIDI ノートナンバーに相当します。たとえば C3 というキーは、MIDI ノートナンバー 48 に相当します。MIDI ノートナンバーによって、サンプラーが多数のサンプルを自動的に適切なキーに割り当てることができます。

数字の形式 (Numeric Style)

MIDI ノートを数字で表示する形式を指定します。

中央の C (ノート番号 60) (Middle C (Note #60))

MIDI ノートを解釈する音域 (0 ~ 127) を指定します。

波形 (Display)

アプリケーション全体にわたって MIDI ノートを表示する形式を選択します。

CSV 区切り文字 (CSV Delimiter)

CSV 区切り文字 (CSV Delimiter)

WaveLab Pro のいくつかの場所では、CSV テキスト形式でデータを書き出せます。ここでは、サードパーティのソフトウェアで CSV ファイルを読み込む場合に必要なテキスト区切り文字を指定できます。