外部同期
外部同期を有効にするには、以下のいずれかの操作を行ないます。
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を選択します。
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「ソース (Sources)」ページで「外部同期を有効化 (Activate External Sync)」をオンにします。
を選択し、
トランスポートコマンドはマシンコントロール出力先にルーティングされます。この出力先は「プロジェクト同期設定 (Project Synchronization Setup)」ダイアログで指定できます。
ロケート (ポジショニング)、再生、停止、録音の各コマンドが外部デバイスに送信されます。
Nuendo は「プロジェクト同期設定 (Project Synchronization Setup)」ダイアログで設定されたタイムコードソースからタイムコードが入力されるまで待機状態に入ります。
タイムコードが入力されると、Nuendo はそれを検知し、その内容に従ったポジションに移動して、再生をスタートします。再生は入力されるタイムコードと同期した状態で進められます。
例として、Nuendo がマシンコントロールコマンド (再生/停止など) を VTR 機器やテープマシンなどの外部機器に送り、外部機器からはタイムコードが送信され Nuendo が受けるというパターンがあります。「外部同期を有効化 (Activate External Sync)」をオンにしてトランスポートパネルの「開始 (Start)」をクリックすると、再生コマンドが外部機器に送られます。外部機器は再生をスタートすると同時に Nuendo にタイムコードを送信します。Nuendo は、そのタイムコード (ポジション情報) に同期することになります。
また、「マシンをマウス操作に追従させる (Machine follows mouse edits)」がオンの場合、マウスなどでプロジェクトカーソルを移動させると、そのコントロールコマンドが送信されます。このため、外部テープマシンもそれに合わせて新しいポジションにロケートすることになります。
このように、同期中は動作やタイミングなどの基準が外見上わかりにくいこともあります。同期したデバイスがカーソルに合わせて自動的に動く様子を見ながら編集やミキシングなどを進めていくと、操作の感覚をつかめるでしょう。
テープベースのデバイスは早送りや早戻しなどのロケート操作に時間がかかるので、同期の作業も全体的に遅くなります。
Nuendo の編集モードは、選択された最初のイベントの開始位置に VTR をロケートして、この同期機能を利用します。