一時ファイル
WaveLab Pro はオーディオファイル処理の中間結果を保存する目的で一時ファイルを作成します。このファイルは元に戻す/やり直すコマンドを利用する際にも使用されます。WaveLab Pro では⼀時ファイルを保存する場所とその処理精度を指定することができます。
一時ファイルを保存するフォルダーを 3 つまで指定できます。複数のドライブを使用している場合は、一時ファイルを別々のハードドライブ (パーティションではない) に保存することで、パフォーマンスを高速化できます。
たとえば、ソースファイルが C: ドライブに存在する場合は、一時フォルダーとして D:\temp および E:\temp を指定できます。これにより、パフォーマンスが向上し、ハードディスクドライブのディスクの断片化が減少します。
初期設定では、WaveLab Pro で作成される一時ファイルは 32-bit float です。64-bit float のオーディオファイルまたは 32 ビットの PCM ファイルを作成したい場合は、「64 bit float」オプションを使用します。
補足
64-bit floatの一時ファイルは倍精度ですが、32-bit floatよりも読み込みや書き出しに時間がかかり、ファイルサイズも 2 倍になります。
「一時ファイル (Temporary Files)」オプションを使用すると、一時ファイルの処理精度を変更できます。このオプションは、環境設定の「オーディオ (Audio)」タブで設定できます。